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瑕疵物件のお話
こんにちは!
前回は不動産屋の裏側についてでしたが、今回は不動産業界でよく耳にする
「瑕疵物件」についてお話したいと思います。
〇そもそも「瑕疵物件」ってなに?
「瑕疵(かし)」とは簡単に言うと欠点や問題がある状態のこと。
つまり、「瑕疵物件」とは、通常の物件とは違って、何かしら問題のある物件のことを
指します。
〇瑕疵の種類、こんなにあるんです
①心理的瑕疵
「ここで過去に事件・事故・自殺があった」など、物理的に問題はないけど
気になる内容です。
買主様にとって心情的に不安になる要素ですね。
(よく、メディアなど話題になることが多いのはこの心理的瑕疵にあたります。)
②物理的瑕疵
「雨漏りがある」「シロアリ被害がある」「地盤沈下している」など、建物や土地そのものに
不具合があるものです。
③環境的瑕疵
「隣がゴミ屋敷」「近くに騒音や悪臭がある施設」など、物件の周辺環境に原因がある
ケースです。
④法的瑕疵
「建ぺい率・容積率を超えて建てられている」「接道を満たしていない」など、法律的に
制限がある物件です。
(買っても建て替えができない…なんてことも。)
〇瑕疵物件=買ってはいけない?
そんなことはありません!
たとえば、「心理的瑕疵」があっても、価格が割安で、きちんと説明があれば納得して
購入されている方もいらっしゃいます。
大切なのは、「どんな瑕疵なのか」「ちゃんと説明があったか」「それでも自分にとって魅力的か」ということ。
契約の際は、重要事項説明と売買契約書の説明のあとに、「物件状況確認書」というものを
説明させていただいております。
ここにはすべての瑕疵についての説明欄があります。
今回はちょっと真面目なお話でしたが、不動産選びは「知らないと損する」ことが
たくさんあります。
なにか不安なことなどあったら、お気軽にご相談ください!
投稿:石垣